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子どもの頃だからできる小児ZERO矯正(MRC矯正)とは?



お子さまにとって、口腔内の健康や歯並びの改善は、将来の口腔内の健康や美しい笑顔の実現に繋がります。

MRC矯正は、筋機能療法を基にした最新の矯正方法であり、お子さまの顎骨の健全な成長をサポートしながら自然な歯並びを実現することができます。

この矯正方法は、単なる歯並びの改善だけでなく、顔の発育や呼吸、舌の位置、唇の閉鎖など、口腔機能全体の向上を目指します。

MRC矯正について、そのメリットや適切な開始時期、そして成人後に得られるメリットを詳しく解説します。


■小児ZERO矯正(MRC矯正)とは

◎口腔周囲筋を鍛えることで歯並びや噛み合わせを整える

MRC矯正は、筋機能療法を基にした矯正方法で、主にお子さまを対象とした治療法です。

この治療法は、歯並びの乱れだけでなく、顔の発育や呼吸の改善、舌の位置、唇の閉鎖など、口腔機能全体の改善を目指します。

マウスピース型の装置を使用し、正しく筋肉が使えるように導きます。

こうして口腔周囲の筋肉のバランスを整えることで、歯並びを自然に矯正していく方法です。

これにより、お子さまの成長期に合わせた自然な矯正が可能となり、より効果的かつ効率的に歯並びを整えられます。


■小児ZERO矯正(MRC矯正)のメリット

◎自然な矯正効果

MRC矯正では、口腔筋機能を鍛えることで悪癖などを改善し、歯並びを自然に整えます。

成長期のお子さまに対して行うことで、顎の成長を助け、永久歯が正しい位置に生えるように導きます。

これにより、ワイヤー矯正などと比べて、自然な矯正効果が得られます。


◎痛みが少ない

ワイヤー矯正やマウスピース矯正に比べて、MRC矯正は痛みが少ないです。


◎口腔機能の改善

MRC矯正は、単に歯並びを整えるだけでなく、舌の位置や呼吸方法、唇の閉鎖など、口腔機能全体を改善します。

これにより、発音や飲み込み、呼吸の質が向上し、全体的な口腔機能が向上します。


◎見た目に影響が少ない

就寝時と、昼間に1時間だけ装置を装着するだけでいいなど、ワイヤー矯正やマウスピース矯正よりも装着時間が少ないです。

これにより、お子さまが装置を気にせず日常生活を送ることができます。


■小児ZERO矯正(MRC矯正)を始める時期

◎早い子だと3歳頃から

MRC矯正は早い子だと3歳頃から始めることができます。

乳歯の時点で保護者様が選択されることも多いです。

顎の成長が盛んな時期に口腔筋機能のトレーニングが効果的に行えるため、最も効果的に矯正を進めることができます。

また、具体的なタイミングとして、以下のようなタイミングがあればMRC矯正を考えても良いでしょう。


・歯並びの乱れが見られる場合

・口呼吸が習慣化している場合

・舌の位置が低い、もしくは前方に突出している場合

・唇が閉じにくい場合 など


■成人してからのメリット

◎ワイヤー矯正、マウスピース矯正、抜歯などが必要なくなる可能性

子どもの頃からMRC矯正を行うことで、顎や口腔周囲の状態が整い、将来的に矯正治療、抜歯などを回避できる可能性が上がります。


◎口腔機能の維持、向上

悪癖が改善された状態を小さい頃から維持できるため、問題のない口腔機能を維持したまま成長することができます。

悪癖は大人になってから取り去るのは大変ですが、小さな頃から正しい使い方を身につけておくことで、健全な口腔機能を長く保つことができます。


【メリットを十分理解して選択】

MRC矯正は、成長期の子どもたちに最適な矯正方法として、自然な歯並びの改善と口腔機能全体の向上を目指します。

早期に開始することで、将来的な大掛かりな矯正治療を避けることができ、口腔機能を正常に保つことができます。

矯正治療に悩んだ時は、子どもの健全な成長と、美しい笑顔を手に入れるための一助として、ぜひMRC矯正を検討してみてください。

杜の街グレース歯科・矯正歯科
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