マウスピース矯正が一般に広がり、たくさんの方が矯正治療を受けるようになりました。そのような中で、マウスピース矯正の広告や、様々なメーカーの名前を目にするようになっています。
マウスピース矯正はどのような基準で選んだらいいのか迷ったことはありませんか。
マウスピース矯正の選び方について解説します。
目次
■矯正したい範囲で選ぶ
前歯のみ
マウスピース矯正には、全体矯正と前歯のみの矯正があります。
インビザラインなどのメーカーは、前歯のみと全体の矯正どちらのラインナップも取り揃えています。
前歯のみの矯正治療を行う場合は、期間や金額、痛みなどの負担が軽減される傾向にあります。
どうしても前歯の少し出ている部分だけ治したいという方は、前歯のみの矯正方法を選択すると良いでしょう。
全体の矯正
前歯のみの矯正は、少しだけ前歯が気になっているという方にはメリットのある矯正方法です。
しかし、全体の歯並びが気になる方は全体の矯正を選択すると良いでしょう。
不正咬合の程度が重いと、奥歯まで動かさなければ全ての歯が並ばないということもあります。
また前歯のみが気になっていても、歯が並ぶ場所がなければ全体の歯を動かす必要が出てくることもあります。
■今まで治療を行った人数で選ぶ
データが少ない
比較的新しい矯正メーカーで治療を行う時は、それまでの患者様のデータが少ないケースも考えられます。
あまり安く患者様を募集しているような、新しいメーカーの治療を受ける時は注意が必要です。
データが多い
インビザラインでは世界のべ1300万人分のデータを蓄積し、そのデータから歯の動きを予想しています。
治療を受けた患者様が多くなればなるほど、シミュレーションシステムを取り入れているマウスピース矯正は、精度が上がることになります。
安心安全を目指すなら、多くの患者様が治療を受けてきたメーカーのものを選ぶと良いでしょう。
■通院が必要かどうかで選ぶ
通院不要
矯正治療の広告を見ると「通院不要」などの文字が書いてあることもあります。
LINEで相談に乗ったり、歯科医師が直接回答してくれたりすることもあります。
どうしても通院の時間が取れない患者様には、通院不要の矯正治療はメリットがあるといえなくもありません。
通院必要
しかし矯正治療は本来とても技術の必要な治療法です。
通院の頻度は月に1回から2回と、それほど多いわけではありません。
様々な異常にきちんと気づくためにも、通院が必要となっている矯正治療を選ぶ方が良いでしょう。
■アタッチメントのありなしで選ぶ
アタッチメントなし
マウスピース矯正の中には、アタッチメントがない治療法もあります。
またアタッチメントをつけるメーカーでも、患者様の口腔内の状態によっては不要とされることもあります。
アタッチメントがあるからといって特に痛みが出ることはありませんが、ホワイトニングなどを行う際は、アタッチメントがない方がムラが出にくいこともあります。
そのような状況によっては、アタッチメントなしの矯正治療を選ぶ方もいらっしゃるかもしれません。
アタッチメントあり
アタッチメントはワイヤー矯正におけるブラケットの役割を果たしています。
力のかかる点になるため、あるとないでは、歯の動くのに必要な期間が変わってきます。
【通院あり、信頼できるメーカーがおすすめ】
そのメーカーの矯正治療を受けている患者様が多く、通院で歯科医師の診断を受けることができ、アタッチメントのある、なしを状況によって選択できるような矯正方法がおすすめです。
矯正治療に関してお悩みの方はぜひ一度当院にご相談ください。