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矯正治療のメリットとデメリット



矯正は歯並びを整え、お口や顎の健康状態を改善します。しかし、矯正治療はメリットばかりではありません。矯正にはデメリットも存在します。

矯正治療を受ける前には、矯正のメリットとデメリットをしっかりと理解しておくことが大切です。

今回は「矯正治療のメリットとデメリット」についてご説明します。

■矯正治療のメリット

歯科矯正には以下のようなメリットがあります。

[矯正治療のメリット]

1.歯並びが綺麗に整う
2.噛み合わせを改善できる
3.お顔全体のバランスが良くなる
4.むし歯や歯周病になるリスクを減らせる
5.口元に自信が持てる

歯並びが綺麗に整う

歯科矯正の第一の目的は歯並びを整えることです。矯正治療によって歯並びを綺麗に整えることで見た目が改善され、歯や顎の機能の正常化にもつながります。

噛み合わせを改善できる

矯正治療では歯並びを整え、噛み合わせも改善します。噛み合わせが改善されることで、しっかりと正しく食べ物を噛めるようになります。咀嚼機能が改善されるため栄養の吸収効率が良くなり、胃腸にかかる負担も減らせます。

お顔全体のバランスが良くなる

矯正は歯並びだけではなく、お顔全体のバランスを考えた治療が重要です。特に「Eライン(※)」を意識して矯正を行うことで、バランスの良い横顔になる効果を期待できます。

(※)Eライン・・・鼻の先端と顎の先端を直線で結んだライン。
Eライン上またはEラインより少し内側に唇があるのが理想的な横顔とされています。



むし歯や歯周病になるリスクを減らせる

矯正治療によって歯並びが整うと、歯ブラシがお口のすみずみまで届きやすくなります。全体の歯をしっかりとすみずみまで磨けるようになるため、むし歯や歯周病にかかるリスクを減らせます。

口元に自信が持てる

歯並びが乱れていると口元をついつい手で隠してしまったり、人前で大きくお口を開けられないなど、コンプレックスを持ってしまうことがあります。

矯正治療によって美しい歯並びになると、口元に自信が持てるようになります。口元の見た目が改善されることでコンプレックスの解消につながり、仕事や恋愛、人付き合いなどの面で積極的になる効果を期待できます。

■矯正治療のデメリット

歯並びが美しく整い、身体全体の健康にもつながるなど、メリットが多い矯正治療ですが、歯科矯正には以下のようなデメリットも存在します。

[矯正治療のデメリット]

1.矯正装置に違和感を感じることがある
2.矯正期間中に目立ってしまうことがある
3.矯正治療による痛みを感じることがある
4.むし歯や歯周病になるリスクが上がる
5.治療期間が長い
6.保険が利かない(矯正は自由診療)
7.治療計画どおりに歯並びが整わないことがある

矯正装置に違和感を感じることがある

矯正治療では固定式のワイヤー装置や取り外し可能なマウスピースを使って歯並びを整えます。ふだんは何も着けていないお口に装置が入るため、違和感を感じることがあります。

矯正装置に感じる違和感は1ヶ月間程度で慣れることがほとんどです(※)。最初は矯正装置に違和感を感じていても、1ヶ月も経つとしだいに慣れてきます。

(※)患者様によって違和感の感じ方に差があります。



矯正期間中に目立ってしまうことがある

固定式のワイヤー装置(表側矯正)は歯の表面に装着するため、目立ちやすいです。

インビザラインは透明で薄いマウスピースを使用します。ワイヤー矯正と比べるとインビザラインは目立ちにくいです。ちょっと見ただけではマウスピースを着けていることを気づかれません。

ワイヤー矯正を行う場合は矯正装置を歯の裏側に着ける裏側(舌側)矯正を行うか、白色や透明で目立ちにくい審美ブラケットを使うことで目立ちにくくなります。

矯正治療による痛みを感じることがある

-矯正装置で歯に力をかけることによる痛み-

ワイヤー矯正ではブラケットというパーツを歯に接着してワイヤーで歯を締め、歯を動かしていきます。マウスピースと比べると歯にかける力が強いため、矯正装置の装着時や調整時に痛みを感じることがあります。

ワイヤー矯正で矯正装置を着ける際の痛みや調整時の痛みは2、3日程度で収まることが多く、長くても1週間程度です。矯正期間中ずっと歯が痛むことはありませんので、ご安心ください。

インビザラインではやわらかいマウスピースを用いるため、ワイヤー矯正と比べると歯に痛みを感じにくいです(※)。矯正装置による痛みをできるだけ避けたい方は、インビザライン矯正をお受けになることをおすすめします。

(※)歯に多少の痛みを感じる場合があります。



-矯正装置がお口の中を刺激することによる痛み-

ワイヤー矯正では、ブラケットの角やワイヤーの先端が頬や唇、舌にあたって痛みを感じたり、粘膜を傷つけてしまうことがあります。

矯正装置によりお口の中が傷ついたり痛みを感じる場合は、装置にワックスを塗ることで粘膜を保護し、痛みを感じにくくします。ワイヤーの先端があたって痛む場合はワイヤーの長さを調整して対応します。

むし歯や歯周病になるリスクが上がる

ワイヤー矯正で用いる矯正装置は固定式のため歯と矯正装置のあいだに汚れや歯垢が残りやすく、むし歯や歯周病になるリスクが上がります。

ワイヤー矯正の矯正期間中には矯正装置に対応したブラッシングを行うことで歯と装置のあいだの汚れや歯垢を落としやすくなります。

インビザラインは取り外し式のマウスピースを使うため、いつもどおりしっかりと歯を磨けます。むし歯や歯周病が不安な方や、矯正期間中も歯をきちんと磨きたい方はインビザラインがおすすめです。

治療期間が長い

矯正治療では歯に力をかけ、少しずつ歯を動かします。矯正治療で動かせる1ヶ月あたりの歯の移動量は0.3mm~最大で1mm程度です。この数値はワイヤー矯正でもインビザラインでも変わりません。

少しずつ歯を動かすため、矯正治療はケースによっては2、3年(またはそれ以上)の治療期間がかかることがあります。

前歯のみの部分矯正の場合は数ヶ月~10ヶ月程度で治療を終えられるケースもあります(※)。

(※)患者様や症例によって治療期間が異なります。



保険が利かない(矯正は自由診療)

歯科矯正は保険が利かない自由診療(自費診療)です。顎変形症やダウン症など、国が指定する特定疾患をのぞき、矯正治療は原則として保険を適用できません。治療にかかる費用はすべて患者様の自己負担になります。

治療計画どおりに歯並びが整わないことがある

矯正治療では、歯並びの症状や患者様によっては治療計画どおりに歯並びが整わないことがあります。

治療計画どおりに歯並びが整わない主な理由は以下です。

①歯科医師の経験不足による治療計画の立案ミス
②マウスピースの装着時間を守らなかった
③マウスピースが原因で奥歯に沈み込みが発生した

①歯科医師の経験不足による治療計画の立案ミス

歯科医師に矯正治療の経験や知識、技術が不足している場合、患者様に適した治療計画を立案できないことがあります。矯正治療を成功させるには、矯正の経験が豊富な歯科医師のもとで治療を受けることが重要です。

②マウスピースの装着時間を守らなかった

インビザラインでは1日20時間以上、マウスピースを装着する必要があります。定められた装着時間を守らなかった場合、矯正の効果が半減したり、まったく矯正効果が得られない(歯並びが改善されない)ことがあります。

インビザラインの矯正期間中は、定められた装着時間をかならず守るようにしましょう。

③マウスピースが原因で奥歯に沈み込みが発生した

インビザライン矯正ではマウスピースの厚みが原因で奥歯が沈み込んでしまうケースがあります。インビザラインの矯正中に奥歯に沈み込みが発生した場合は、ワイヤー矯正で沈み込んだ奥歯を引っ張り出す処置や、治療計画の修正、追加治療を行い対処します。

【矯正治療のメリット・デメリットをしっかりと理解しておくことが大切です】

矯正治療はメリットだけではなくデメリットも少なからず存在します。デメリットがあるからこそ、矯正治療を受ける前には患者様ご自身が矯正のメリット・デメリットをしっかりと理解することが大切です。

あらかじめ、矯正のメリット・デメリットを理解しておくことで、「こんなはずじゃなかった」「何でこんなトラブルが起きるのか」と感じる可能性を減らすことができ、患者様ご自身がご納得して矯正治療をお受けいただけるようになります。

「矯正治療は痛い?」
「費用はどれくらいかかるの?」

など、矯正に関するご不安やご質問がある方は、当院までお気軽にご相談ください。カウンセリングは無料です。ご予約はWEB・お電話にて承っております。